数式のある文書を作る
数学が好きな人や数学を教えたい人がパソコンを使うようになると、文書に数式を入れたいというようなこともあるだろう。
ただWindowsやiOSの文書作成ツールだと簡単に数式を打てない。(打てる人もいるだろうが、ここで紹介する方法だとたぶんもっと速く打てる)
そこで登場するのがTeX(ギリシャ読みで「テフ」と読むのが一般的だとか)である。
大学で数学(数理科学)や物理学、工学をやってたりするとたいていお世話になるが、教育学部とかだと使わないかもしれない。
これを使うと数式を含む文章を楽に打てるので、基本的な部分は身につけておきたい。
入手方法は時間とともに更新されているが、2017年10月現在ではTeXLiveを使うのがいいだろう。
数式のあるwebページを作る
ウェブサイトで数式を表現したい、というようなこともあるだろう。
この場合、以下の3種類が代表的だがいずれも少々面倒な手法である。
1.上の項目で作った文書ファイルをサーバーにあげてダウンロードさせる
これの場合、まとまった文章を用意してリンクさせる必要があるので、閲覧者に手間をかけさせることになる。
動画の場合はサムネイルを表示させることで手間を軽減させる工夫が可能である。
2.作った数式を画像にして貼り付ける
これの場合、細かくしすぎると画像の数が莫大になり(ファイル名の面で)管理が難しくなる。
また画像にしてしまうためページの文字サイズ変更に対応しづらくなってしまうという難点もある。
3.HTMLで使えるタグmathMLを使用する
ファイルも増えず文字サイズ変更にも耐える手法である。現時点ではこれが主流だろう。
しかし記述が面倒であり、たとえばx12+x22を表現するだけでもかなり見にくいコードができてしまう。
WordPressの場合はMathJaxというライブラリが用意されているが、対応しているブラウザもまだ少ないのも気がかり。
このサイトでは以下の方針をとる。
・上付下付で表現できる式はタグを利用して記述
・複雑な単体式は画像で表現
・もっと詳しい内容は別途コンテンツを用意してリンク